伊達政宗(だて まさむね) 伊達家十七代当主。独眼竜と名高い。 身内の話は禁句。(幼少時代色々あったため)特に母親関係は危険。 かなりの負けず嫌いで意地っ張り。 一日三回、煙管を使う愛煙家。 いつぞやには天下を手中にと思っている、野心家でもある。 乳母は喜多。小十郎とは長い付き合い。成実とは従兄弟であり、幼馴染。 頭が良いが、背が低い。(周りが皆背が高い) 妻である愛と頭半分くらいしか身長が変わらないのを結構悩んでたりしている。 愛姫(めごひめ) 政宗の正室で、田村清顕の娘。 本名は「よし」だが、使われない。(政宗の母と同じ音なので) 年も近い千子姫とは仲良し。 攻撃力が以上に高い。感情が高ぶると物を投げる癖がある。(百発百中) そのため、政宗は細心の注意を払っているとか払っていないとか。 お姫様らしからぬ発想力の持ち主。 容貌が愛くるしかったため、可愛い姫=めごい姫=愛姫と呼ばれるようになった。 好きなものは好きと言うし、嫌いなものは嫌いだと言うはっきりとした性格。 良妻。でも、子供ができないのを悩んでいたりする。 伊達成実(だて しげざね) 政宗の小姓で、政宗の父・輝宗の叔父・実元と輝宗の妹との子。 なので、政宗とは従兄弟にあたり、さらに輝宗とも従兄弟に当たる。 通称・藤五郎。基本的に「藤五」と呼ばれている。 武の成実と呼ばれているため、戦場では先陣を切っている。 その一方、人柄も良く侍女たちに大人気。 爽やか好青年。笑顔が眩しい。 やんちゃで、悪戯好きでもある。 いつも飴玉を持っている。どっからか飴玉が出てくる。 登勢(とせ) 成実の正室で、二階堂盛義と伊達晴宗の娘である阿南姫との娘。 成実とは従兄妹同士。 偉大な祖父・父を持ちながらも平凡な女性。 特別美人でもなく、特別頭が良いわけではない。 が、本当に幸せそうに笑う女性。 心根が美しく、人畜無害。 嫁になるときにはそれはそれは渋ったらしい。 (夫は武勇に優れ、人柄も良く、見た目も良いのに、自分はこれといった長所がないため) 客観的に自分を見ることができる。 片倉景綱(かたくら かげつな) 通称・小十郎。政宗の小姓であり、元輝宗の小姓。 政宗が幼いとき、疱瘡で失明した右目を切ったのはこのひと。 常時胃を痛めている、忠臣。 時には命をかけて主君を諭す。 小十郎の説教は懇々としているため誰もが苦手にする。 伊達軍最強だが、それより最強なのは愛姫・登勢・蔦。 蔦(つた) 矢内氏の娘。幼名・いずみ。小十郎の妻。 ぽやーっとしているけど、ちゃんと手綱は握っている奥さん。 小十郎の子を孕んだとき、小十郎から「腹の子を殺せ」と言われたが、 「赤子に罪はございませぬ。わたしは嬰児殺しの妻になど、なりとうはございませぬ」と食いついた。 大事なときには一歩も譲らない頑固さと強さを秘めている。 その結果、産まれたのが重長。 だが、そのとき産後の肥立ちが悪くて三日後に逝去した。 蔦が死んだ後、小十郎は妻を娶らなかったので相当愛されていた。 鬼庭綱元(おにわ つなもと) 政宗の家臣で、小十郎とは義兄弟。小十郎の姉・喜多の異母弟。 伊達家のお財布係。緩そうに見えて、実はしっかり赤字を防いでいる。 興味があるものとないものとの区別がはっきりついており、面倒だとぼーっとしている。 よく縁側にいるのが目撃されている。 大半、小十郎の猫と遊んでいるか、茶をすすっているか、碁を打っているかである。 かなり有能。遊んでいるように見えるが、ちゃんと終わらせてから遊んでいる。 香の前(お種殿)は彼が久しぶりに興味を示した人間。 香の前(こうのまえ) 通称・お種殿。高田次郎右衛門の娘。秀吉の側室だったが、綱元が秀吉との碁に勝ったため秀吉から下賜された。 元々、ねね派の側室。秀吉はあまり好きではなかった。というか、嫌いだった。 (若く美しく、良い家柄の娘をとっかえひっかえしていたから) なので、「あの方なんて、そう長くないのに。一体、何がしたいのかしら」と言ってしまう始末。 結構行動力のある女性で「ねぇ、あの方に碁で勝ったら私を攫ってくれない?」と綱元に言った。 性格は淡白だが、感情が薄いわけではない。 年の割に落ち着いているため、いくつかは不明。 どこか自分と似ている性格の綱元を気に入っている。